自分の実力棚上げして、好き勝手に書いています。
E01 魔石の彫金師
アリエナさんが毅然としているので、悲壮感がなかったですが、これあらすじだけにすると、そうとう悲しい辛い話になりますよね。
最終試験のくだりが好きです。
>黒猫に化ける黒曜石を使おうとも思ったが、カットしようとしたとたん派手にひっかかれてしまった。
とか、魔石がどういうものかわかって面白かったです。
最後、ブレスレットに戻ってアリエナさんについていくロバートが良い味をだしていました。
E02 逃亡者
うっ、これはかわいそうな逃亡者ですね。
健太くん、これからどうするつもりなんでしょう。
お家に帰る気もなければ、施設に入るつもりもないでしょうし。
チビと二人で生きていくには、まだ幼すぎるし。
家出して世間を知って、ハッピーエンドを期待していたのですが無理そうですね。
E03 ピンク、黒、そして白
シュシュの色が合図だったんなんて、携帯電話が一般化する前のような合図の出し方で面白かったです。
真緒ちゃんが可哀想な気もしましたが、好きな男の子の名前を自分から聞き出せなかった時点で勝負は決まっていたような気がします。
>私と璃子が一緒に買い物に行く機会は、たぶんもう訪れないからだ。
が、切なかったです。
E04 七日間の幽霊
ハッピーエンドですね!
幽霊なのに妙に明るい真理とそれを平然と受け入れた勇樹の生活は、カラッと明るくて良かったです。
そこから真理の心情が変わって、だから記憶喪失状態から抜け出せたんですね!!
>私がもし幽霊じゃなかったら
と、真理が言うけれど、幽霊じゃなかったら出会えなかった二人だと思います。
すれ違ったままの二人だったんじゃないかな、と。
E05 魔法
お姉ちゃん良いなぁ。
ぐしゃぐしゃな気持ちのときもちゃんと受け止めてくれて、ふわふわの気持ちにさせてくれる。
水彩絵の具を選ぶシーン、すごく共感しちゃいました。
私も物を選ぶとき、時間がかかるタイプなので(笑)選んでから後悔することも多くて。
素直に
>「今度あのエメラルドグリーンの絵具、かして」
言えた妹ちゃんは、花丸のご褒美。
E06 虹色の毒
虹色に輝くカクテルたちがお話を彩っていましたね。
ミステリーをさらに包み込むミステリーでした。
最後まで読むと「おっ」意外な展開でした。
でもこんなペースでお酒を飲んだら、二日酔いの前にへべれけでどうしようもない状態になっちゃいますよね。
一気飲みの近いペースで飲んでますよね。
E07 海賊と白と菫
海賊もの。ラブロマンスとしては王道ですよね。
どこかひ弱だった幼なじみが逞しくなって帰ってくるのも王道展開。
周囲の言いなりだった王女さまがきっぱりと自分の意見が言えるようになったのが素敵でした。
毅然としていてカッコ良かったです。
E08 漆黒に咲く美しい花
特効薬とか出ないんでしょうか。新しい治療法が確立されるとか。
メロンソーダを遠くまで買ってきた麻衣ちゃんの優しさが染み入ります。
つい残された時間を主人公が考えてしまう。のが切なかったです。
E09 BUN-BORG
文房具がオンライン上では武器と防具になる。それを纏い対戦する。
面白い設定ですね!!
ペンケースが防具になって、中身の文房具は武器になる。
材質や使い込み度が反映される。
戦闘シーンがカッコ良かったです。スピード感があって、緩急ついていて。
実際あったら、流行りそうなゲームですね。
E10 Queen in the dark
好みの話でした!!
政略結婚から始まって、やがて二人は惹かれあってハッピーエンド!!
好みすぎて「好きだ!」って感想しか出てきません。
三男坊で駒にしかすぎないと言っている割には、王子様も自分の意見を言っているなぁ。そこが素敵だなぁと思いました。
E11 赤い糸
自尊心の高い男が花嫁探し。
赤い糸を手繰って、捜し求めるもやがて疲れ果ててしまう。
諦めようとしてうつむいてみれば右足首と左足首にも赤い糸が絡み付いていてた。
男は捜しに行くのでしょうか? それとも両方の赤い糸を切ってしまうのでしょうか?
なんとなく男は捜しに行くような気がします。
皮肉が利いていて素敵な話ですね。
E12 錆色モノクローム 注
枚数制限を感じさせない話でした。
天狗が良い味出していますね。飄々としていて、割と良いとこ取りしていますよね。
ウラガミとの戦闘シーンはハラハラドキドキしました。
白と黒しかない世界での戦闘シーンとは思えませんでした。
もっと色鮮やかな戦闘が繰り広げられているように思えました。