並木空の記憶録

「紅の空」の管理人2の備忘録

近況報告

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

 ケルト妖精物語を読み終わりました。
 頭に入ったか、というと、また別問題なんですが。


 非常にユニークでした。
 「幻想」の深さを知りました。
 病理として読み解くこともできますが、そういうのは無粋ですね。
 宗教的、歴史的な研究にしてしまうのも、もったいないです。
 良き隣人と生きている人たちの話というのは、知的好奇心を刺激されました。


 西洋風のファンタジーに妖精が出てくるけれど、妖精というのは単純な生き物ではないのですね。
 もうちょっと資料に当たる必要がありますが……。
 世界構築の甘さを指摘されるので『克服したい』ところです。
 もちろん、現実世界を厳密に反映させる必要は“ファンタジー”にはないわけです。
 ですが、
 知っていて、大法螺を吹く。
 無知。
 は、大きく違うので。
 機会があれば、その機会を活かしたいと思うのです。


 とはいえ、土台がないところに家を建てるようなもので。
 読み終えるまで、だいぶ時間がかかりました。