「星の光がイヤにささやかじゃないか?」
「まあ、しょうがないよ
夏だし」
「しょうがないですむか!
これじゃあ、ランプの材料にもなりゃしない」
「イライラしていても、
星の光は増えたりはしないよ」
「文句の一つもつけたくなるってもんだ。
夏のヤツめ、はしゃぎすぎなんだよ」
「だって、夏だからね。
子どもっぽくない夏って、想像つかないよ」
「お前さんは、ずいぶんとのんびり屋じゃねえか?」
「僕の数少ない取り柄だと思っているからね」
「まったく、
どうして、相棒はこんなにも頼りがないんだろうな」
「その分、君が頼りになるからちょうど良いんだよ。
そろそろ、星の光を集め始めない?」
「ああ、面倒だな〜」
続きません(笑)