並木空の記憶録

「紅の空」の管理人2の備忘録

星のランプ

 「星の光がイヤにささやかじゃないか?」
 「まあ、しょうがないよ
  夏だし」
 「しょうがないですむか!
  これじゃあ、ランプの材料にもなりゃしない」
 「イライラしていても、
  星の光は増えたりはしないよ」
 「文句の一つもつけたくなるってもんだ。
  夏のヤツめ、はしゃぎすぎなんだよ」
 「だって、夏だからね。
  子どもっぽくない夏って、想像つかないよ」
 「お前さんは、ずいぶんとのんびり屋じゃねえか?」
 「僕の数少ない取り柄だと思っているからね」
 「まったく、
  どうして、相棒はこんなにも頼りがないんだろうな」
 「その分、君が頼りになるからちょうど良いんだよ。
  そろそろ、星の光を集め始めない?」
 「ああ、面倒だな〜」

 続きません(笑)