並木空の記憶録

「紅の空」の管理人2の備忘録

フォント指定に関する一つの感じ方

 私がオンライン小説を発表している前提があっての話。
 デザイン重視の知人と会話すると、口論になる。


 私はフォントは%指定*1
 blogやテンプレートを借りてきても、%指定に直すぐらい、フォントに関しては%指定。
 em指定のときは直さないこともあるけれど。


 デザインが少しぐらい崩れたとしても、相対指定のほうが好きなのです*2




 これは私がオンライン小説を書くから。
 オンラインで文字数を読んでもらうのって「お願いします。お願いします」って頭を下げるぐらいなモノ。
 ネットは長文を読むのに向いていない。
 横に表示されるし、しおりを挟めないし、付箋を貼れないし*3
 ネットだと原稿用紙20枚ぐらい「うわぁ、多い」って思う。
 原稿用紙10枚程度の文字数で「こんなものかな」って思う。


 読んでもらう=モニターを凝視してもらう


 自分の好きなフォントサイズじゃなきゃ「苦行」です。
 フォントサイズ18ptで、原稿用紙30枚ぐらい*4
 フォントサイズ8ptで、原稿用紙40枚とか*5


 詩ならいい。
 デザインを含めて感じてもらうんだろうから。
 小説で、自分好みのフォントサイズじゃない。
 いじめに見えてきます。


 若い人ならフォントサイズ9ptがちょうど良く感じるだろうし。
 私はサラッと読むなら、フォントサイズ11ptぐらいが読みやすいと感じます。


 相対指定であれば、好きなフォントサイズで読んでもらえる。
 WINのIEなら上のツールバーから「表示」→「文字のサイズ」で変更できます。


 絶対指定だと、これができない。
 もちろん、CSSを切ってしまえば良い。
 あるいはユーザーCSSを指定をしておけば良い。
 そうしたら、自分好みのデザインでサイトを見られる。
 *6


 私は、フォントが絶対指定のサイトさんで、私にとって読みづらいフォントサイズだと、メモ帳にコピペして読むことがある。
 ワードに突っこんで
 袋とじ、縦2段、フォントは教科書体、文字数は上限、印刷余白は10mm。
 と印刷して、ホチキスでちょんちょんと止めて、製本して読むこともある。


 メモ帳、ワードに貼りつけているとき、個人で楽しむだけとはいえ、申し訳ない気持ちになる。


 口論になるデザイン重視の知人のサイトは、「テキスト」がメインではないので、これをどんなに言ってもわかってもらえない。
 1pxのズレも許せずに、ブラウザごとにCSSで指定していて。
 どんなモニターでも、ほぼ同じように見えるように苦心しているようです。


 平行線なのだろう、と思う。
 理解はしてくれなくっていいが、他人のサイトにケチをつけないでいて欲しいと思う今日この頃。

*1:デザイン重視の知人はそれが許せないらしい

*2:デザインが崩れてしまうのは悲しいですが、同じOS、同じブラウザ、同じ解像度という好条件というのは、そうそうないと思われます

*3:それを解消するためのビューアーがあるけれど、ヘビーユーザーじゃないと、そういう発想にたどりつかないと思う

*4:文字が大きすぎて読みづらかった。童話風の作風なら合っていると思うのだけれど

*5:私にとって小さすぎて読みづらかった

*6:何だかなぁ、と思う瞬間でもある。デザインにこだわっているサイトさんで、CSSを切るって。ごめんなさいって気分になる。