別館で書こうとしたけれど、やめてしまった文章です。
ちょっと重いかなぁと判断したので、こちらで。
朝(王朝)が開かれるとき。 そのつまさきは、滅びへと踏み出している。 意気揚々と皇帝の座につき、男は前途を描く。 その端からガラガラと崩れていくとは、知らずに。 滅びない王朝はなく、死なない王はいない。 淀まない水はなく、また清廉すぎる水には魚が寄りつかない。 英雄は老い、旗を掲げ続けることはできない。 人は忘却する生き物で、満ち足りることを知らない生き物だ。 思い出は美化され、過去は歴史になる。 欲は争いを生み、争いは力となる。 力は民意と呼ばれ、それを統率する者を王と呼ぶ。
『鳥夢』でも使えそうだけど、鳥陵ではまだ先ですね(笑)