少々長く、しかも駆け足ですが、説明させていただきます。
私こと並木空は、このblogで、『覆面作家企画4』の感想を書くに当たって、「注意書きがないけれど、念のため」という項目を設けました。
基準は『紅の空』で使用しているものです。
この基準を書き手さんに押しつけるつもりはありません。
この項目にふれた作品=「企画に相応しくない」というつもりでも、ありません。
制限を掛けるかどうかを決めるのは、書き手さんの権利であり、それを侵害するつもりも、ありません。
基準
レーティング(年齢制限)の基準に関しては、映倫規定、CEROを参考にしています。
CERO「B」以上のものには注意書きが必要である。というテキスト(小説)には厳しい基準になっています。
個人的には、恋愛小説であるという前提で示されたテキストであれば、性愛を伴う*1キスの描写に、年齢制限は必要ではないと思っています。
人を殴るなど暴力描写も、薬物の使用も、「そういったことは良いことではない」という教育的なテーマであり、真摯に書かれたものであれば、年齢制限は不要だと思います。
今回の企画『覆面作家企画4』では、企画の性質上、作者からの前提条件が示されていません。
そのためCERO「C」ではなく、「B」以上のものには、事務的に表記させていただきました。
何故、項目を設けたか
『紅の空』及び当blogは、検索除けをしていません。
サイトはジオシティーズ、blogははてなを利用しているため、検索にヒットしやすくなっています。*2
不特定多数の人物が、予期しない単語で検索をかけ、サイト及びblogにたどりつく可能性が高いのです。
また、私の知人の中には未成年者もおり、すべての作品を読むことができない。という事情もあります。
中学生の方から感想をいただいたこともありますし、知人は小学生のときからネット小説にふれています。
そういった理由から当blog経由で、低年齢層が『覆面作家企画4』の作品にふれる可能性が、非常に高かったのです。
勝手な言い分ではありますが「注意書きは書いた。あとは“自己責任”でヨロシク」という意味合いのものでした。
まとめ
私が独自の基準で「注意書きがないけれど、念のため」と挙げた作品の書き手さんは、気にしないでください。
法律、サーバー規約に抵触していないのでしたら、その作品は問題がないのです。
年齢制限は依然として混沌としており、一本化していません。
映像、画像には、わかりやすい目安がありますが、テキストは明確な指標が与えられていません。
オフラインをとってみても、出版社ごと、レーベルごとに、年齢制限の基準は違います。
日本には“表現の自由”という素晴らしい考えが、法の下で認められています。
それを大切にし、お互いが認め合うことこそが美しいと、私は思っています。