生きているのが面倒になる
息を吐いて
吸って
消費して
生きている
この鼓動を止めることなどできない
それなのに
唐突に
まるで発作のように
それは襲ってくる
やってくる
ひいていく
猛烈な死への憧れ
それは生を否定しながら
肯定している
死んでしまいたい、と欲求の裏側には
生へ強烈な執着がある
生きていたいから
死にたいのだ
意味のある「生」を送りたいから
意味のない「今」を殺したのだ
「私」は常に「私」を殺すことで
「今」いることを消極的に肯定しようとしているのだ
息をする
生きている
それを また 確認する