並木空の記憶録

「紅の空」の管理人2の備忘録

 あなたじゃなければ
 いけない理由があるのよ


 誰でも良いんだろう?って思う世の中
 気休めにかけられた言葉だとしても
 嬉しい


 それが哀れみでもかまわない
 あなたからもたらされるものであるのなら
 一欠けの同情でも
 喜ばしい


 ボクはここにいる
 どこへもいけないで、ここにいる


 君はどこへでもいける
 

 君はこの広い砂漠に落ちた一粒の砂金

 
 ボクは探しに行くこともできずに
 待っている


 ありがとう 優しい君
 さようなら あたたかい君


 ボクは君の言葉を胸にしまいこんで
 歩き出すよ
 ここではない
 君の知らない、どこかへ