あなたじゃなければ
いけない理由があるのよ
誰でも良いんだろう?って思う世の中
気休めにかけられた言葉だとしても
嬉しい
それが哀れみでもかまわない
あなたからもたらされるものであるのなら
一欠けの同情でも
喜ばしい
ボクはここにいる
どこへもいけないで、ここにいる
君はどこへでもいける
君はこの広い砂漠に落ちた一粒の砂金
ボクは探しに行くこともできずに
待っている
ありがとう 優しい君
さようなら あたたかい君
ボクは君の言葉を胸にしまいこんで
歩き出すよ
ここではない
君の知らない、どこかへ